子供の発達や育児・知育の悩みを解決するパパママ応援サイト

  1. TOP
  2. コラム
  3. 子育ての悩み
  4. 不登校のお子さんが自分からはゲームをやめない6つの理由|依存から抜ける方法は?

不登校のお子さんが自分からはゲームをやめない6つの理由|依存から抜ける方法は?

不登校のお子さんが自分からはゲームをやめない6つの理由|依存から抜ける方法は?
この記事の監修
運営事務局

株式会社フロンティアコンサルティング

運営事務局 (うんえいじむきょく)

当サイト(オヤコニスタ)の運営を行っています。

> 監修者の詳細はこちら

この記事ではお子さんの不登校で悩んでいる保護者の方々に向けて、不登校のお子さんが自分からゲームをやめることが難しい理由や、ゲーム依存から抜けるための方法などに関してお話ししていきます。

特に、しばらく心を休ませるためにもゲームを好きにやらせてしまっているという方や、危機感を持ち始めてはいるもののどうすればゲームをやめるのかわからないとお悩みの方におすすめの内容となっています。

本記事では、不登校のお子さんにゲームを自由にさせるのが危険な理由、自発的にゲームをやめることがほとんどない理由、そしてゲーム依存から抜けるための方法などに関してお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

不登校でも好きなだけゲームをさせるのは危険です

お子さんが不登校になった場合に、しばらくは好きなゲームをして休ませよう、学校生活で苦しんだのだからゲームをさせてつらいことを忘れさせようなどと考えて、実際にゲームを好きなだけさせる保護者は少なくありません。

また、「させる」というよりは、自由にゲームをするお子さんを全く止めない方も多いとされています。そして不登校になると家にいる時間が長くなりますが、ゲームをしてくれるならお世話をあまりしなくて済むという理由も大いに考えられます。

ただ、学校に行っていない状態でゲームをさせ続けるのは危険であり、そのままでは学校復帰が非常に難しくなる可能性もあります。なぜなら多くの保護者の期待とは異なり、ゲームに満足して、もしくは飽きてお子さん自身でやめることがほとんどないためです。

不登校のお子さんが自分からゲームをやめることがない6つの理由

それでは不登校のお子さんが自分からゲームをやめることがほとんどない理由をいくつか紹介していきます。特に近年のゲームに詳しくない保護者の感覚からすると信じられないかもしれませんが、ゲーム側にやめさせない理由が多くあります。

理由1:大前提としてその道のプロがプレイヤーをやめさせないように作っている

大前提として、特にオンラインゲームやスマートフォンゲームなどは、プレイヤーが簡単にやめることがないように作っています。一昔前のゲームのように、1回クリアしたら終わり、飽きたら終わり、というタイミングが来ないように工夫しているのです。

もちろん現代にも1回やったら終わるようなゲームもありますが、特にパソコンやスマートフォンからゲームを探す場合は、何年でものめり込むようなゲームを始めてしまう可能性が高いです。

ちなみに現代のゲームの中には、短期間で何万円も課金させる、つまりお金を払わせる余地があるものが多いです。ゲームにのめり込んだお子さんは判断能力が鈍り、一瞬で大金を使ってしまう可能性もあるので気を付けてください。特にお子さんの不登校のサポートで出費がかさんでいる場合はかなりの痛手になってもおかしくありません。

理由2:ドーパミンが大量に出るゲームが多い

オンラインゲームやスマートフォンゲームのような短期的な刺激が多いゲームで遊ぶと、脳内で快楽物質であるドーパミンが大量に出る傾向にあります。それに慣れてしまうと、さらにドーパミンが出る行為、つまりゲームなどを求めてのめり込んでいく可能性が高いです。

このような流れで依存していく仕組みはアルコール、ギャンブル、薬物などに非常に似ているので、保護者としてはたかがゲームと油断するべきではありません。

理由3:ゲーム依存が続くとお子さんでも脳機能が低下する可能性が高い

ゲームなどによって過剰なドーパミン分泌が続くと、たとえお子さんでも脳機能が低下する可能性が高いとされています。例えば長時間毎日インターネットを使うお子さんの場合、大脳皮質の発達がほぼ止まるという説もあります。

また、毎日スマートフォンを触る時間が1時間未満で毎日2時間以上勉強しているお子さんに比べると、毎日2時間以上勉強していてもスマートフォンの使用時間が4時間以上のお子さんは、数学の成績が大幅に低いという研究データも。

さらに勉強が毎日30分以下でもスマートフォンをほぼ触らないお子さんなら、毎日2時間以上勉強しつつもスマートフォンを触る時間が4時間以上のお子さんに比べると、成績が良かったというデータもあります。

つまり毎日しっかり勉強していても、スマートフォンを長時間触っていると相殺か、それ以上のマイナスになる可能性があるということ。こちらはスマートフォンのデータですが、ドーパミンが大量に出るのは同じですのでゲームにもほぼ当てはまると考えられます。

理由4:不登校中は時間がありすぎて工夫しないと他にすることがない

不登校中は時間がありすぎるため、工夫しないと他にすることがなくなるお子さんも少なくありません。そして暇を持て余す感覚があると、ゲームなどの集中しやすく時間が早く流れるような気がする娯楽を選んでしまうのも自然なことです。

理由5:簡単に成功体験を得られる|失敗しても大きなダメージがない

現実の勉強、運動、人間関係などにおいては簡単に成功体験を得られる機会はなかなかありません。特に不登校のお子さんの場合は学校ではつらい思いをして、失敗続きのような感覚になっているかもしれません。

しかしゲームの場合は、敵を倒す、レベルを上げる、珍しいアイテムを手に入れるなどの成功体験が、短時間で比較的スムーズに積めるようになっています。もちろんゲーム開発者側がそのような仕組みにして、ユーザーがのめり込みやすくしています。

また、ゲームなら失敗しても大きなダメージはなく基本的にはリカバリーができますし、現実の生活に影響を与えることはほぼありません。そのため特に学校生活などで失敗が続いたという感覚になっているお子さんは、プレッシャーがほぼないゲームに没頭してしまうかもしれません。

なお、実際に失敗が続いたのかよりも、失敗が続いた感覚になっているかが重要です。保護者からすれば、学校でもそれほど失敗続きではなく成功体験も多かったはずでは、と思うかもしれません。しかし本人にとってその客観的事実はあまり関係なく、自分は失敗ばかりしているというネガティブ思考になるケースが多いです。

理由6:他に現実を忘れられる手段がない

特に、不登校が続いて学校に居場所がない、友達とのコミュニケーションもほぼなくなった、家族との関係も悪化した、などが重なって心の拠り所が消えている場合は、他に現実を忘れる手段がないという理由でゲームに依存するお子さんが少なくありません。

不登校のお子さんがゲームから抜け出すための6つの方法

続いては不登校のお子さんがゲームから抜け出すための主な方法をいくつか紹介していきます。もちろん単にやめなさいと注意するだけでは改善しないので、これらをぜひ参考にしてください。

方法1:このままゲームをし続けると不登校から抜け出せないなど事実を伝える

まずはお子さんに現在の状況が良くないものであると自覚させる必要があるので、ここまで解説した内容を踏まえて、ゲームをし続けると不登校から抜け出せないと論理的に伝えてください。

さらに、このままでは大人になってもゲームをやめられない、就職も難しくなる、就職してもゲームから抜け出せずにトラブルが起きる可能性が高いなど、将来的な話も必要に応じてしましょう。また、言うべきと判断したなら、大人になったらあなたの生活の世話はできない、お金もなくなる、などの内容も伝えます。

いずれにしても本人が本気で、このままではゲームで人生が壊れる、などと捉えられるようになるのが大事です。たとえ小学校低学年程度でもシビアな現実を伝えましょう。

方法2:心配だから徹底的に味方になって抜け出すサポートをすると伝える

論理的に説明して現状と課題を理解させたら、次は保護者として心配だからゲームから抜け出せるように徹底的にサポートするなどと伝えましょう。

ポイントは「心配しているよ」と気持ちを表に出すこと、そして「徹底的にサポートするよ」などと最後まで見捨てない、味方でいるという意思を明確に示すこと。方法1ではロジックで、方法2ではハートで説得するイメージです。

方法3:1日のゲームの時間を決める|段階を踏んで時間を定める

保護者とお子さんで相談して1日のゲームの時間を決めていきましょう。保護者だけで決めず、最終的にはお子さんが納得した上で決定することが大事です。時間は1日30分から2時間程度が良いでしょう。

なお、いきなり完全禁止にすると、お子さんにとって強い負担やストレスとなり、反発を招くおそれがあります。例えば、まずは遊ぶのは1日2時間まで、夜20時以降は使用しないといった実行しやすい明確なルールを設け、段階的にコントロールする、つまり遊ぶ時間を減らすなどしていくことをおすすめします。

また、インターネットサーフィン、YouTube視聴、SNSなど他のデジタル系娯楽の時間も決めないと意味がありません。ゲームと合計で1日30分から2時間程度にする、あるいは全体を通したルールを段階的に設定していきましょう。

方法4:普段はゲーム機などをしまって遊ぶ際は保護者が出すなどのルールを作る

普段はゲーム機やパソコン、スマートフォンをしまい、遊ぶ際には保護者に出してもらうなどのルールを作るといいでしょう。物理的にできなくなるのは非常に効果的ですし、始めるまでが面倒になるのも依存対策として一般的です。なお、デジタル機器の利用を制限する場合は、保護者が機器を一括で保管し、お子さん本人では取り出せないように管理すると効果的です。

そして、お子さんがどれほど感情的になっても時間を超過してゲームをさせるのは避けましょう。

ゲーム依存傾向にあるお子さんの中には、ゲームや他のデジタル系娯楽を制限された際に、感情をあらわにしたり、泣いたりして制限を解除させようとする場合があります。そのような場合でも、安易に制限を解除することは避けましょう。一度でも妥協すると、感情的に訴えればゲームができると学習してしまい、依存の解決から遠ざかってしまう可能性があります。

お子さんが感情的になった場合でも、保護者の方は落ち着いた態度で接し、あらかじめ決めたルールを丁寧に伝えることが重要です。時間をかけて理解を促すことで、少しずつ現状を受け入れ、冷静さを取り戻していくことが期待できます。

ただし、暴れるなどの危険な行動が見られる場合は、お子さんや周囲の安全を確保することを最優先にし、必要に応じて専門機関や支援窓口に相談することも検討してください。保護者の方がお子さんに真剣に向き合う姿勢を示すことは、ゲーム依存からの脱却に欠かせません。

方法5:代わりの楽しみを作る

手持ち無沙汰になるとついゲームなどに手が伸びやすくなるので、代わりの楽しみを作りましょう。スポーツ、料理など、お子さんが楽しめて保護者の大きな負担にならなければ、なんでも構いません。

ちなみにゲーム自体が好きなお子さんならオセロなどのボードゲームや、トランプなどで遊ばせるのもおすすめ。アナログゲームならドーパミンの分泌が穏やかな傾向にあるため依存しにくいです。

方法6:お子さんと一緒に1日のスケジュールを作って暇な時間を減らす

お子さんと相談しながら1日のスケジュールを組んで暇な時間を減らしましょう。食事、起床、入眠、入浴など毎日必ずすることの時刻から決めて、あとは勉強、運動、家の手伝い、ゲーム、それ以外の遊びなどで埋めるとスムーズです。

まとめ

お子さんを労わりたい、保護者としても楽をしたいなどの理由で、不登校のお子さんに好きなだけゲームをさせる家庭も少なくありません。ですがそれではゲーム依存になってしまい、不登校が長引く、もしくは復帰できなくなる可能性が高いのでおすすめしません。

そのため今回紹介した内容を参考にしつつ、ゲームの制限を行うといいでしょう。ただし、いきなりすべてを禁止するのではなく、無理のないステップで遊ぶ時間を減らすなどしていくことが成功のポイント。保護者にもお子さんにも根気が必要でしょうが、欠かせないことですので取り組んでいきましょう。

この記事を書いた人
oyakonista icon

運営事務局 / ライター

子供の発達や育児・知育の悩みを解決するパパママ応援サイト「オヤコニスタ」の運営事務局です。