発達障害の子の服の脱ぎっぱなしを直す方法3つ
この記事では、発達障害のお子さんの服の脱ぎっぱなしを直す方法などについてお伝えしていきます。服を脱ぎっぱなしにするのでいつも片付けているとお悩みの方は少なくないと思います。そこで本記事では、発達障害のお子さんが服を脱ぎっぱなしにしやすい理由、脱ぎっぱなしを直していくための方法やポイント、脱ぎっぱなしを改善するための親の心構えなどに関して解説していきますね。
発達障害の子が服を脱ぎっぱなしにしやすい2つの理由
まずは発達障害のお子さんが服を脱ぎっぱなしにしやすい理由を2つ紹介していきます。
1:服をたたむことそのものが苦手
発達障害のお子さんの中には不器用な子が多く、服をたたむ行為が苦手な場合が少なくありません。また服を脱ぐことも簡単ではなく、苦労して服を脱げた達成感・解放感によって、脱いだ後の服に意識が向きにくくなるお子さんもいるようです。
2:他のやりたいことに意識が向きすぎている
家で服を脱ぐタイミングとして多いのは学校からの帰宅後だと思います。つまり娯楽やおやつなどに意識が向きやすく、それによって服を脱ぎっぱなしにする可能性があるのです。特に発達障害のお子さんは自分の関心事に意識が強く引っ張られる傾向にあります。
発達障害のお子さんの服の脱ぎっぱなしを直していく3つの方法・ポイント
それでは発達障害のお子さんの服の脱ぎっぱなしを直していくための方法やポイントをいくつか紹介していきます。「脱ぎっぱなしはやめなさい!」と言うだけではほとんど効果がないため、論理的なやり方で取り組むことが大事です。
1:服を片付けるルールを明確に決める
発達障害のお子さんは先行きが見えにくいこと、ハッキリしていないことが苦手で、理解しにくい傾向にあるため「服は適当に片付けておいてね」というような抽象的な声掛けでは通じない可能性が高いです。そのため何をもって服を処理したことにするのかをきちんと決めることが大事です。例えば以下の通りです。
- 全部洗濯機の中に入れる
- 全部キレイにたたむ
- 丸まった状態でも、指定の場所に置いてあればOK
どれでも構いませんが(もちろん他の基準でもいいです)、お子さんが完了を明確に意識できるようにすることが必要ですね。
2:服のたたみ方などを改めて教える
特に発達障害のお子さんは自分でなんとなく学ぶことが苦手な傾向にあるため、服のたたみ方、洗濯機への入れ方などを改めて教えることをおすすめします。
また、できれば服のたたみ方、脱ぎ方、着る方法を紙にイラストや写真でまとめて貼り出しておきましょう。視覚的にまとめると理解しやすくなります。
3:緩いゴール地点から始めてスモールステップで成長させていく
最初から綺麗にたたむことはハードルが高いため、緩いゴール地点から始めてスモールステップで成長させていくのがおすすめです。例えば「丸めてもいいから1カ所にまとめる」→「裏返しだけは直す」→「たたむ」→「綺麗にたたむ」などですね。
発達障害のお子さんの服の脱ぎっぱなしを直すための親の心構え4つ
続いては発達障害のお子さんの服の脱ぎっぱなしを直していくにあたって大事な親の心構えを紹介します。どのような意識でお子さんと接するかによって、精神的な負担も変わりますよ。
1:間違える可能性があることを理解する
発達障害であってもなくても新しい習慣はすぐには身に付かないものです。ある研究によると簡単な行動を習慣づけるだけでも最短20日ほど、難しいものであれば8か月以上かかることもあるとされていますので、気長に「だんだんできていけばいい」くらいの気持ちで臨みましょう。
また、一度脱ぎっぱなしをしなくても、またなんらかのきっかけで復活してしまう場合もあります。反抗心の表れとか、怠けていると深刻に考えすぎず、やんわりと注意したり、今回紹介している方法などを再度やってみたりすることをおすすめします。
2:服を脱ぐ、たたむ、しまうお子さんの様子をよく見る
そもそもお子さんがどのように服を脱いで、たたんで、しまっているかなどを詳細に把握しているでしょうか。実は結果的に脱ぎっぱなしの状態しか知らない保護者の方が多いと思います。
そのため帰宅後などのお子さんの様子をよく観察することをおすすめします。すると、着替えのどこに戸惑っているのか、服を脱いだあとに何をしているのか、服を着てから何をしているのかなどがわかるはずです。すると、どのようにサポート、声掛けなどをすればお子さんの脱ぎっぱなしが直りそうかが見えてくるはずですよ。これに限らず、お子さんの行動の背景にある理由を探ることが大きなポイントになるということを覚えておいてくださいね。
3:服の整理整頓は当たり前ではないという意識を持つ
お子さんに対して、服を脱ぎっぱなしにしないという当たり前のことができないのかという意識を持っている方もいると思います。
ですが、特に発達障害の子の場合、先ほどお伝えしたような難しさもありますから、服を脱ぎっぱなしにしないのは当たり前のことではありません。むしろ「できたらすごいこと」のレベルのはずです。
4:当たり前ではないからこそ、できたら褒める
そして当たり前ではないからこそ、少しでもできたら褒めましょう。例えば以下の通りです。
- ちゃんと1カ所にまとめているね、よくできた!
- ちゃんとたためるようになってすごいね。ありがとう
- 最近、洗濯機に入れるのが習慣になったね。助かるよ
褒められることでお子さんは「これが正しい行動である」と無意識に学習しますし、褒められたいという動機によって同じ行動をしやすくなっていきますよ。
まとめ
発達障害のお子さんの服の脱ぎっぱなし対策をするにあたって意外と見落としがちなのが、そもそも服のたたみ方、しまい方を知らない、どうすれば完了なのかを知らないという、方法の部分です。この方法の部分を理解すれば、むしろ発達障害だからこそしっかりと服の処理をこなしてくれるようになるかもしれません。