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発達障害のお子さんの「夏休み前の荷物持ち帰り」

発達障害のお子さんの「夏休み前の荷物持ち帰り」
この記事の監修
上岡 正明

株式会社フロンティアコンサルティング 代表取締役

上岡 正明 (かみおか まさあき)

大学院にてMBA(情報工学博士前期課程)取得。専門分野は社会心理、小児心理。多摩大学、成蹊大学、帝塚山大学で客員講師等を歴任。子どもの脳の発育と行動心理に基づく研究セミナーは常に人気を博している。著者に『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(アスコム)、『脳科学者が教える コスパ最強! 勉強法』(ぶんか社)、などベストセラー多数。中国や台湾、韓国でも翻訳され累計85万部となっている。 Twitterフォロアー5万人、YouTubeチャンネル登録者23万人を超える教育系ユーチューバーでもある。

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この記事では発達障害のお子さんの「夏休み前の荷物持ち帰り」を成功させるための方法などについて解説していきます。

「去年は夏休み前最終日に大量の荷物を持ち帰ってきた」「そもそも夏休み前に荷物を持ち帰るという発想がないようで困っている」という親は少なくないと思います。

そこで本記事では、発達障害のお子さんが夏休み前の荷物持ち帰りで困りやすい理由や、荷物持ち帰りを成功させるための方法などについてお伝えしますので、ぜひご覧ください。

発達障害のお子さんが夏休み前の荷物持ち帰りでつまずきやすい3つの理由

まずは発達障害のお子さんが夏休み前の荷物持ち帰りで困難を抱えやすい理由を3つ挙げていきます。

1:後先を考えて行動することが苦手

発達障害のお子さんは後先を考えて行動することが苦手な傾向にあります。そのため「夏休み前に荷物を持ち帰る必要がある」とは理解していても、具体的にどのように行動していいのかわからない可能性があります。

2:そもそも何を持ち帰るのか理解していない可能性も

また、細かなことを考えたり覚えたりすることも苦手な傾向にあるため、そもそも何を持ち帰る必要があるのかをいま一つ理解していない可能性もあります。そして「わからない」となると考えることを放棄してしまう場合もあります。

3:身体の使い方に関して困難がある|身体のバランスがよくない場合も

実際には夏休みの直前になって、一気に大量の荷物を持ち帰るお子さんも少なくありませんが、発達障害の場合はそれが物理的に難しいケースも少なくありません。

なぜなら発達障害のお子さんの中には身体の使い方に困難があったり、身体のバランスが悪かったりして、大量の荷物を持つことができない可能性があるからです。

発達障害のお子さんが夏休み前の荷物持ち帰りを成功させるための4つのポイント

続いて発達障害のお子さんが夏休み前の荷物持ち帰りをスムーズに・安全にこなせるようにするためのポイントをいくつか挙げていきます。上で紹介した「荷物持ち帰りで困難を抱えやすい理由」を踏まえてご覧ください。

1:親が「持ち帰りスケジュール」を作る|最重要

後先考えて行動することが苦手なので、親が「持ち帰りスケジュール」を作ることをおすすめします(学年が上がってきたらお子さん自身に作らせるのもいいでしょう)。1週間分くらいのスケジュールを作り、少しずつ無理なく持ち帰ることができるようにします。

スケジュールのスタート時点では、計画表に「持ち物の名前を書いた付箋」をすべて貼っておきます。そして持ち帰ったものについては付箋を外していくと、お子さんのモチベーションが続きやすくなります。

また、親としても「現時点で何を持ち帰ったのか」「あとは何を持ち帰る必要があるのか」を把握しやすくなりますからおすすめです。

2:先生にも声掛けしてもらうようにする

夏休みに入る1週間くらい前から担任の先生にも「持ち帰りスケジュールを持たせているので、様子を見ながら声掛けをしていただけると助かります」などと伝えて、協力を求めることをおすすめします。

3:雨の日は無理に持ち帰らない(雨を見越して余裕のあるスケジュールにする)

発達障害のお子さんの中には雨の日のジメジメした感覚や、傘を差していても微妙に濡れてしまう感覚などを苦手としている人が少なくありません。また、先ほどお伝えしたような身体の使い方が苦手なお子さんの場合、傘を差すだけでも苦労する場合があります。

その上で荷物まで持ち帰るとなると非常に大変ですから、雨の日は無理に持ち帰らせないようにしましょう。そのためにも天気予報をチェックしておくことが大事です。

また、雨の日が数日あってもすべて持ち帰ることができるように、少し余裕のあるスケジュールを作ることも重要と言えます。

4:最後の手段は「親の車」

夏休み前の最終日になっても全部を持ち帰ることができない場合は、放課後に親が車でお子さんを迎えに行き、車に荷物をすべて載せてしまっても構いません。お子さんが嫌がらなければ、教室の中まで行ってチェックするのもいいでしょう。

「そこまでするのは甘やかしでは?」と感じるかもしれませんが、お子さんはその日まで頑張って荷物を持ち帰ってきたはずです。そのため「いろいろ持ち帰ることができて偉かったね」としっかり褒めて「あとは車で持ち帰ろうか」と助けるくらいでいいはずです。

ただし念のため「最終日の前日」くらいには、担任の先生に連絡を取り、許可をもらっておくことをおすすめします。

まとめ

発達障害のお子さんに対して「夏休みに入る前に、余裕をもって少しずつ荷物を持ち帰るんだよ」と声掛けをするだけでは、実行するのは難しいです。そのため持ち帰りスケジュールを作ったり先生にも協力を求めたりしながらサポートしていくことが大事です。

また、夏休み前最終日までの持ち帰りに失敗しても、そこまでコツコツ持ち帰りを頑張ってきたことは確かですから、きちんと褒めつつ車などで助け舟を出すことをおすすめします。

この記事を書いた人
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運営事務局 / ライター

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