お子さんの忘れ物が自然とゼロになる5つのポイント
株式会社フロンティアコンサルティング 代表取締役
上岡 正明 (かみおか まさあき)
大学院にてMBA(情報工学博士前期課程)取得。専門分野は社会心理、小児心理。多摩大学、成蹊大学、帝塚山大学で客員講師等を歴任。子どもの脳の発育と行動心理に基づく研究セミナーは常に人気を博している。著者に『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(アスコム)、『脳科学者が教える コスパ最強! 勉強法』(ぶんか社)、などベストセラー多数。中国や台湾、韓国でも翻訳され累計85万部となっている。 Twitterフォロアー5万人、YouTubeチャンネル登録者23万人を超える教育系ユーチューバーでもある。
> 監修者の詳細はこちらこの記事では、お子さんの忘れ物が自然とゼロになるポイントについて解説していきます。
お子さんの忘れ物がなかなか減らないと悩んでいる親御さんもいるかと思います。
学校や習い事に行く前に慌てて探し物をしたり、毎日何かしら忘れものがあり届け物をしたり…親御さんの負担も少なくありません。
しかし、「なんでいつも忘れ物をするの!」と頭ごなしに叱っても、なかなか忘れ物は減らないものです。
そこで本記事では、お子さんの忘れ物が自然とゼロになる5つのポイントについてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
お子さんの忘れ物が自然とゼロになる5つのポイント
お子さんの忘れ物が自然とゼロになるポイントは以下の4つです。
1:学校準備コーナーを作る
2:帰ったらランドセルを逆さまに?!
3:連絡帳やおたよりを一緒に確認する
4:忘れ物の最終確認は就寝までに
5:忘れ物をしても責めない
それぞれについて、お子さんとの関わり方も交えてさらに詳しく解説していきます。
1:学校準備コーナーを作る
お子さんが忘れ物をしてしまう原因の一つに、準備に必要なものが家の色んな所に散らばっていて「どこに何があるかわからない」という状況があります。
そこでおすすめなのが、学校の持ち物を一カ所に集めた学校準備コーナーを作ることです。
持ち物の定位置が決まっていると、お子さんは「どこに何があるか」をすぐに把握できるため、自分で必要なものをスムーズに見つけ、準備に必要なものを探し回る時間を減らすことができます。
また、学校のものを一カ所にまとめると、準備途中に「これも必要だった」と、お子さんが持ち物を思い出しやすくなるため、忘れ物を防ぐ効果も期待できるでしょう
教科書、ノート、文房具、ハンカチなどアイテムごとに収納場所を決めて、収納ケースやボックスを活用し、アイテムごとに分かりやすく整理整頓したり、ラベルを貼ったりすると、見分けがつきやすくなるため、おすすめです。
2:帰ったらランドセルを逆さまに?!
お子さんは学校の準備を後回しにしていませんか?準備を後回しにすると、そのまま忘れてしまい、翌朝慌てて準備したり、登校後、忘れ物に困ってしまったりするかもしれません。
忘れ物を防ぐためには、毎日の準備を習慣にすることが重要です。学校や習い事から帰ってきたら、まずはランドセルをひっくり返して準備を行う習慣を作ってみましょう。
ランドセルの中身が空っぽになったら、中に入っていた持ち物を定位置に戻すと、ものの管理もしやすくなり、忘れ物防止に繋がります。
習慣になると、お子さんは意識しなくても自然と準備に取り掛かれるようになります。親御さんが毎日指示したり、急かしたりする必要がなくなり、お互いにストレスが軽減されるでしょう。また、自分で考えて行動する力が養われ、自立心を育むことにも繋がるためおすすめです。
一人の準備が不安なお子さんには、準備が終わったら声を掛けてもらうようにすると、最終チェックまでの準備をお子さん自身が主体的に取り組めるため良いでしょう。
3:連絡帳やおたよりを一緒に確認する
学校で書いてくる連絡帳や日々配られるおたよりには、持ち物の情報も載っています。
毎日確認するだけでも忘れ物を防止に効果があります。さらに、連絡帳やおたよりを親子で確認し、共有することでさらに忘れ物を減らすことができそうです。
特に、用意に時間がかかりそうなものは、事前にお知らせが入り見通しを持って用意できるようになっていますが、実際に必要な日から日にちが開く分、用意そのものを忘れてしまいやすくなります。
学校や習い事の持ち物に関する情報が載ったプリントをリビングに貼ったり、スケジュールアプリを活用したりして共有ができると、どちらかが忘れてしまってもどちらかがリマインドすることができるでしょう。
お子さんが、持ち物を覚えていない場合には、「準備しなさい!」と一方的に言うのではなく、「〇〇の準備は終わったかな?」「次は△△だね」のように、具体的な行動を促す声掛けを行ったり、再度一緒に連絡帳やおたよりを見返したりすると思い出すことができ忘れ物を防げます。
連絡帳の確認は、持ち物だけではなく宿題も把握できるため、宿題忘れ防止にも効果的です。
4:忘れ物の最終確認は就寝までに
朝は支度に追われて時間がないため、どうしても忘れ物に気づきにくいものです。できる範囲で準備を前倒しにすると、余裕を持って準備でき、忘れ物を防ぐことができます。
前日であれば、忘れ物に気づいたときにも、慌てずに探し物ができるため、前日の就寝までに準備を済ませ、最終確認を行いたいものです。
最終確認を終えたら、前日までに準備できたものを玄関にまとめておくと、朝、そこから持って行くだけで出発できるため、忘れ物のリスクを減らせます。
「忘れ物はないかな?」と一声掛けて持ち物の確認を行い、安心して眠りにつきましょう。
兄弟姉妹がいる場合は、お互いに「〇〇持った?」「△△忘れてない?」と声を掛け合うようにすると、忘れ物防止に繋がります。
次の日の洋服、下着、靴下、ハンカチ、ティッシュなど、身につけるものは、寝る前に準備しておくと、朝の支度がスムーズになるため、おすすめです。
5:忘れ物をしても決して責めない
どんなに気をつけていても、人間は失敗(忘れ物)をしてしまうことがあります。そんな時、感情的に叱ってしまうと、お子さんの自己肯定感を下げ、自信を失くすきっかけになってしまうかもしれません。
お子さんが忘れ物をしてしまったときには、なぜ忘れてしまったのかを問いかけて、お子さんの話に耳を傾けましょう。
理由や状況を聞いた上で、「次はどうすれば忘れないかな?」と、一緒に解決策を考える姿勢を示すと、「失敗は学びのチャンス」という考え方にシフトすることができます。
また、忘れ物をして困っているお子さんの気持ちに寄り添うことも効果的です。
「それは困ったね」「残念だったね」と共感することで、お子さんは安心して自分の失敗を振り返り、改善策を考えることができます。忘れ物を減らすためには、叱るよりも、一緒に考え、サポートする姿勢が大切です。
まとめ
ここまで、お子さんの忘れ物が自然とゼロになる5つのポイントについてお伝えしました。忘れ物がすぐにゼロになることは難しいかもしれませんが、ちょっとした工夫を取り入れることで、徐々に忘れ物は減っていくはずです。
お子さんの忘れ物が減ったときには、たくさん褒めてあげてください。お子さんの自信と意欲が高まると、さらなる成長へと繋がるでしょう。
焦らず、温かく見守りながら、お子さんの「忘れ物ゼロ」を目指していけると良いです。