【こども家庭庁】こどもの事故防止週間(令和6年7/15から)
猛暑が続き、最近では「災害級の暑さ」「熱中症警戒アラート」というワードも、よく耳にするのではないでしょうか。暑さが続くと、子どもの水の事故や熱中症が怖いですよね。悲しいことですが、日本では、不慮の事故によって、14歳以下のこどもが毎年200人ほど亡くなっています。
こうした事故を可能な限り防止するために、こども家庭庁は関係府省庁と連携し、取り組みの一つとして「こどもの事故防止週間」を2024年7/15~7/21に実施します。
・啓発内容について
・「こどもの熱中症」予防と対策
「こどもの事故防止週間」って?
令和6年3月26日のこどもの事故防止に関する関係府省庁連絡会議では、令和6年度の取組について、このように決定しています。
実施期間:令和6年7月15日(月)~7月21日(日)
実施主体:こどもの事故防止に関する関係府省庁連絡会議
取組内容:共通テーマを設定し、関係府省庁で連携し、集中的な広報活動を実施
取組対象:こどもの保護者及び教育保育関係者
テーマ: みんなで見守り、こどもの熱中症を防ぎましょう!
・こどもの事故防止に関する関係府省庁連絡会議
こどもの事故防止に向けて、関係府省庁が緊密に連携して取組を推進するため、「こどもの事故防止に関する関係府省庁連絡会議」を平成28年6月に設置され、令和5年4月からは、こども政策の司令塔機能を持つこども家庭庁の下で開催されることとなりました。
こどもの事故を防止するためには、保護者の事故防止意識を高めるための啓発活動を効果的に実施することが重要であり、それだけではなく、教育・保育施設等の関係者による取組、こどもの事故防止に配慮された安全な製品の普及等を総合的に取り組む必要があるため、設置された会議です。
こどもの事故防止に関する関係府省庁連絡会議
「令和6年度こどもの事故防止週間」ではこんなテーマを発信しています
テーマ:みんなで見守り「こどもの熱中症」を防ぎましょう。
保護者や周囲の人々の、熱中症の危険性と対策への意識が重要です。
①日差しや地面からの熱にご注意
子どもは背が低く、ベビーカーの利用でも、大人よりも地面に近い環境にいます。
・暑さ指数などの熱中症予防のための情報を活用し、対策をとりましょう。
・こどもが高温の環境下にいることを気にかけましょう。
②子どもの異変にご注意
子どもは遊びに夢中になると熱中症のサインに気付くのが遅れる可能性があります。
・無理をせず、適度に休憩を取らせましょう。
・水分や塩分の補給、通気性のよい服装や帽子の着用を勧めましょう。
③こどもの様子に気遣いを
こどもは暑さや体の不調を言葉で訴えることや、自分で暑さの調整をすること、ができない場合があります。
・汗のかき方、体温、顔色や泣き方等を気にかけましょう。
・声をかけ、状況を確かめましょう。
④車内の置き去りは絶対やめましょう
小さなこどもは危険回避行動をとることができません。
・「寝ているから」「ちょっとだけの時間だから」と放置するのは大変危険です。
・置き去りを見かけたら、通報してください。
こどもの事故防止週間
「こどもの熱中症」の予防と対策
こども家庭庁のホームページでは、「こどもの熱中症」に関する予防法・対策法・留意点等について、情報をとりまとめています。
中でも、熱中症の予防と対策、万が一熱中症になってしまった場合の応急処置など、一部情報をこちらで紹介します。
①熱中症の予防と対策
熱中症は、いつでもどこでも誰でも条件次第でかかる危険性があります。予防・対策として次のような取組を行いましょう。
・気温と湿度をこまめにチェック。暑さ指数や熱中症警戒アラートも参考にしましょう。
・屋内で熱中症になることもあるため、エアコンや扇風機を適切に使いましょう。
・のどの渇きを感じなくても、こまめに水分補給しましょう。
・通気性の良い服装で、帽子など日よけ対策もしましょう。
・日差しや地面からの熱から守りましょう。
・こどもの異変に敏感になりましょう。
・無理をせず、適度に休憩しましょう。
・短時間であっても絶対に車内をこどもだけにせず、降ろし忘れにも注意しましょう。
・十分な睡眠と食事を摂りましょう。
②気温と湿度をこまめにチェック。暑さ指数や熱中症警戒アラートも参考にしましょう。
今いる環境の熱中症危険度を常に気にする習慣をつけることも重要です。
③屋内で熱中症になることもあるため、エアコンや扇風機を適切に使いましょう。
室内あそびも油断しないようにしましょう。
日差しがない屋内では大丈夫だろうと油断しがちです。屋外と同じ対策を意識しましょう。
いつもクーラーの効いた部屋にいて汗をかかずにいると、暑さに弱くなり ます。適度に運動させ、暑さに強い身体をつくりましょう。
④熱中症になった場合の応急処置
もし、熱中症かな?と思うようなサインがあったときは、すぐに応急処置を行い、病院などの医療機関へ連れていきましょう。
・冷たい濡れタオルで身体を拭きましょう。
・エアコン・扇風機・うちわなどで風を送り、涼しい場所に寝かせましょう。
・衣服を緩め、安静に寝かせましょう。
・飲めるようであれば水分をこまめに摂らせましょう。
・太い血管のあるところ(わきの下、首の周り、太ももの付け根)を冷やしましょう。
・意識状態が悪いときには、救急車を呼んでください。
「熱中症」は予防法を知り、対策をとることによって、症状の発症を抑えること、あるいは重症化を防ぐことができます。こちらのサイトを活用し、熱中症からこどもの身を守る一助となれば幸いです。
みんなで見守り「こどもの熱中症」を防ぎましょう!
「こどもの事故防止週間」は、子どものたちの予期せぬ事故を防ぐために設けられています。保護者や教育・保育関係者に向けて、こどもの身の回りの環境に、注意を払う重要性を啓発する期間です。周りの大人たちが注意を払うことで、事故を防ぐことができるということを忘れずに、子どもたちの安全を守っていきたいですね!