子どもの行動に優先順位をつけて取り組ませるには?計画ボードで見える化する
株式会社フロンティアコンサルティング 代表取締役
上岡 正明 (かみおか まさあき)
大学院にてMBA(情報工学博士前期課程)取得。専門分野は社会心理、小児心理。多摩大学、成蹊大学、帝塚山大学で客員講師等を歴任。子どもの脳の発育と行動心理に基づく研究セミナーは常に人気を博している。著者に『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(アスコム)、『脳科学者が教える コスパ最強! 勉強法』(ぶんか社)、などベストセラー多数。中国や台湾、韓国でも翻訳され累計85万部となっている。 Twitterフォロアー5万人、YouTubeチャンネル登録者23万人を超える教育系ユーチューバーでもある。
> 監修者の詳細はこちら大人でも自制心をもって行動できる人は少なく、大抵の人は、やりたいことを優先にし、やりたくないことを後回しにしてしまいます。子どもなら、尚更です。
自分のやりたいことを優先にして、なかなか宿題に取り掛からない子どもがいても、何ら不思議ではないのです。そもそも、子どもの脳はやるべきことに優先順位をつけるのが苦手です。そこでおすすめなのが、やるべきことを見える化する方法です。視覚的にやるべきことを明確にすれば、子どもは、毎日すべきことの優先順位がつけやすくなるという仕組みです。
優先順位をつける前にすること
子どものやるべきことに優先順位をつける前にすることを3つお伝えします。
① 時間帯ごとに分けて考える
1日を朝・昼・夜の3つの時間帯に区切り、それぞれの時間に子どもがやりたいこと・やるべきことを書き出し、割り当てていきます。
② 必ずするべきこととやりたいことに分けて考える
必ずするべきことには、ご飯を食べる、お風呂に入る、宿題をする、歯磨きをするといった毎日必ずしなくてはならないことを挙げていきます。
一方、やりたいことには、ゲームをする、お友達と遊ぶ、テレビを観るといった自分の願望を挙げていきます。
③ 必ずやることばかりで埋めないこと
最近は習い事をする子どもが増えていて、夜の自由時間が少なくなっている傾向にあります。
そんな中、お手伝いをする、弟や妹の面倒をみる、犬の世話をするなどのやるべきことを与えてしまうと、本当に子どものしたいことができなくなってしまいます。
子どものうちは、「遊び」も勉強のうちで、ゲームや動画の時間も実は、さまざまな能力を育てます。
毎日のスケジュールがカツカツになりすぎないように、自由な時間を必ずつくるようにしてあげてください。
マグネットシートを使って子どもの計画ボードをつくろう
やることを見える化するためにおすすめなのが、「計画ボード」です。
計画ボードというのは、ホワイトボードなどに予定を書いたマグネットシートを貼って、子どものやるべきこと・やりたいことを視覚的に表す方法です。
材料はすべて100円ショップで入手することができます。
計画ボードは、朝・昼・夜の時間帯に分け、細かく時刻を入れていきます。
マグネットシート「毎日必ずやること」と「空いた時間にやりたいこと」を色で分けて書き出し、1つ1つボードに貼っていきます。
マグネットシートは裏面も同じように使用できるので、できた後にひっくり返せるように、「クリア」、「よく頑張りました」などの文字を書いておくと、子どものモチベーションもアップします。
まとめ|1日の計画表をみて達成することが習慣になる
マグネットシートを使えば、子どもでも簡単にやるべきことが分かり、優先順位をつけながら実行する能力を養うことができます。
また、1日の計画を立てること、そして達成することを小さなうちから習慣づけていけば、大人になってからもさまざまな場面で役立ちます。
お母さんの予定や他の家族の予定なども合わせてボードに貼れば、家族全員のやる気にもつながります。
ぜひ、試してみてください。